マグナ50はブーメラン型とディッシュホイール
ホイールの形によって、バイクのルックスも大きく変わります。前輪と後輪でホイールのタイプが異なるのが、マグナ50の特徴のひとつです。
マグナ50は前輪に、ブーメラン型のコムスターホイールを装備しています。
1970年代後半からホンダの多くのバイクで、スポークホイールに代わってコムスターホイールが採用されました。これはホイールの中心部分に、スポークではなくアルミ材を両側から貼り付けたものでした。
ブーメラン型はその発展型で、見た目のまま、アルミ材がブーメランのような形をしています。ブーメラン型は1980年代、CBXやVT、原付ではMBX50などスポーツバイクに採用していたようです。
HONDA MBX50
後輪にはディッシュタイプのホイールを装備しています。
これはホイールの両側に皿(ディッシュ)をかぶせたようになっているタイプで、スポークホイールと比べて重量が重たくなりますし、横風もまともに受けます。
また、U字ロックやチェーンロックが使えません。でも、ディッシュホイールは、大型のアメリカンバイクでも採用しているのを見かけます。
ディッシュホイールにも様々なタイプがありますが、マグナ50はホンダの原付アメリカン「ジャズ」の後輪と同じ様なタイプです。
ホンダによるジャズの解説では、ディッシュホイールではなくミラードホイールと呼んでいるように、このホイールはピカピカに磨くとディッシュが輝いて、見た目の迫力を増します。
一方、前輪のブーメラン型はスポーツバイクから流用したということで、私は少し違和感があるように思います。
ちなみに兄貴分のVツインマグナの前輪は5本スポークのアルミホイールで、後輪はディッシュホイールです。