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年式によって異なる、マグナ50の騒音規制

バイクの騒音は法律で決められた規制値以下に抑えないといけません。その規制値はバイクの年式によって変わります。

マグナ50が製造された1995年(平成7年)から2007年(平成19年)までの間で、平成10年騒音規制によって原付(50cc以下)に対する規制値が変わりました。

なので、マグナ50ラインアップの中でも初期型のマグナ50は平成10年規制以前、マイナーチェンジを受けた1999年型から最終型までは平成10年規制の対象となります。

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規制される騒音は、「近接排気騒音」「加速走行騒音」「定常走行騒音」があります。平成10年規制とそれ以前の規制では、新車認定ではこの3種類全て、使用過程では「近接排気騒音」を規制値以下に抑えることが求められています。

すなわち、ホンダは3種類の騒音規制全てをクリアーするようにマグナ50を作りました。その後、購入したマグナ50は「近接排気騒音」を規制値以下に抑えないといけません。

マグナ50のマフラーを交換する場合、「近接排気騒音」が規制値をオーバーしないように注意する必要があります。マフラーのカタログに「近接音量××db」と書いてあるのはそのためです。
原付マグナに車検による規制はありませんが、改造マフラーを付けて大きな騒音をまき散らして走っていると罰せられます。

原付(50cc)の騒音規制値
  平成10年騒音規制以前 平成10年騒音規制
定常走行騒音 70dB 65dB
加速走行騒音 80dB 71dB
近接排気騒音 95dB 84dB

近接排気騒音とは

近接排気騒音とは停車時にエンジン、排気管から発生する騒音。最高出力時の回転数の75%(最高出力時の回転数が5000回転以上の場合は50%)の回転数で、排気流方向から45度、排気管から0.5m離れた場所の音を測定。
バイク屋さんで測定してもらえます。(有料)

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