マグナ50の燃料を補給するタイミング
マグナ50には燃料タンク内のガソリン残量を示す燃料計が付いていませんし、残量警告灯もありません。
なので、ガス欠で走れなくなる事を回避するために燃料タンクにメインと予備(リザーブ)の切替えがあります。
ガソリンを補給するタイミングは予備燃料に切替えてからか、又は走行距離で判断するか、タンクキャップを開けてタンクの中をのぞいて見るか、タンクを叩いて音で確認するか、後はバイクが軽くなったなどライダーの感覚で判断する事になります。
燃料コックの切替え
マグナ50の燃料コックは車体の左側面にあり、メインと予備の燃料切り替えレバーが付いていて、燃料タンク容量8リットルの内で約2リットルが予備燃料となります。
この切替えで、全てのガソリンを一気に使い切って完全なガス欠で走れなくなる事を、回避することがきます。
燃料コックの切替え状態
燃料コックはOFFにするとガソリンは流れません。通常はONの状態にしてメイン燃料を使用します。
メイン燃料を使い切るとガス欠になりますので、RESに切替えて予備燃料を使用します。その予備燃料2リットルでマグナ50の場合80~100kmほど走れますので、その間にガソリンを補給すればOKです。
予備燃料2リットルの約80kmを長いと感じるか短いと感じるか人によって違うと思いますが、ガソリンスタンドの少ない地域では少し不安な距離かもしれません。
ガソリンが沢山入っているときでも、RESの状態で走ることが出来ます。
私は、タンクの底に水がたまるのを防ぐために、たまにRESに切替えて予備燃料も使うようにしています。がある日、燃料コックをRESにしているのをすっかり忘れて、次の給油も予備に切替えてからでいいか、とそのまま走りつづけて完全にガス欠になったことがあります。このような事にならないように燃料コックの切替えには注意してください。
走行距離で判断する場合
マグナ50のスピードメーターにはゼロリセット可能なトリップメーター(距離計)は付いていませんので、オドメーター(積算距離計)で燃料補給のタイミングを判断します。
仮に燃費を40 km/Lとすると満タンから240kmほど走るとメインの燃料6リットルを使い切ることになります。なのでオドメーターが、ガソリンを満タン給油した時の数値に240kmをプラスした数値に達するまでに次の給油をすれば良いことになります。
この場合、給油した時のオドメーターの値をうっかり忘れてしまうと次回給油するタイミングが分からなくなります。
また、自分のマグナ50の燃費がどの程度なのか測ってみる必要がありますが、燃費はその日の走り方によって変動しますので、走行距離での判断も大よその目安と考えたほうがいいと思います。
燃料計が付いていない事で最初は少し不安ですが慣れれば大丈夫です。燃料コックの切替えも、走っていてガス欠の症状が出たら走りながらONからRESへ切り替えられるようになります。